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「酒場楽縁KK-NET」は、オープンから30日目を迎えました。
これまでを振り返りつつ、僕がずっと抱き続けている「思い」について語ってみました。
ちょっと長文になってしまいましたが、お付き合いいただければ幸いです。


飲食店は素人、時間も足りない…
それでも酒場楽縁オープンを決意

僕が「酒場を経営したい！」と思うようになったのは、4年ほど前から。
居酒屋やBARみたいな「楽しい場」を持つことが、僕の夢のひとつとなっていました。

ところが、問題がありました。
僕は、飲食店については、ほとんど何も知らない素人でした。
時間が足りるのかという点も気かがりでした。

僕はすでに、ガソリンスタンドを持つ車屋である「ガソステKK-NET」を経営していました。
車屋としての日中の業務があります。
車を仕入れるために、県外へ出張することもあります。
早朝の会合や、深夜の会合も少なくありません。

そこへさらに、夜の新規事業である酒場が加わる……。
時間的なことを考えると、酒場の経営は難しいという意見が出ても不思議ではありません。

僕の結論は、単純明快でした。
「それでも、とりあえずやってみて考えよう！」

どんなに熱い思いがあったとしても、まずは行動してみなければ、次には行けません。
さまざまなリスクもついてくるけど、それはどんな事業（仕事）をしていても同じこと。
とりあえずやってみて、初めてわかることはたくさんあります。

そんな葛藤を経て、酒場楽縁をオープンしたのが8月7日。
実際には、その前の7月から準備していました。

準備は順調に進んだ……わけではありません。ギリギリまでバタバタしていました。
飲食店については素人の僕が、他の業務を抱えながら進めた開業準備だったので、スムーズにいかなかったのも当然でしょう。

僕がどれくらい素人だったかというと、酒場楽縁がオープンするまで、一度も生ビールを注いだことがなかったくらいでした。お酒の知識も、夜間営業店の経営やマナーも、いまだに勉強中です。

でも、「今は」持っていない経験や情報は、酒場楽縁を通じて「今後」得ることができるのです。
「今は」わからないだけのことです。「今後」わかっていけばできるのです。
僕はそういう思いで準備を進めてきました。
いまもそういう思いで、酒場楽縁を経営しています。


酒場楽縁の軌跡を公開して
誰でも起業できると伝えたい

僕には、この文章を読んでくださっているみなさんに伝えたい思いがあります。
「最初は知識がなくても、諦めない心があればお店を経営できる」
という事実を、僕のリアルタイムの報告を通じて伝えていきたいと思っています。

酒場楽縁というお店が成功するまでの軌跡を、LINEのタイムラインや僕の個人facebookに書き続けることで、起業する勇気がわいてくる読者が出てくるといいなあ。それが僕の望むことです。
新しいお店が次々と生まれることが、地域活性化につながると考えています。

僕は確信しています。
経営は、やる気があり、アイデアがあり、お客さんやスタッフの声にしっかり耳を傾けて、実践して諦めなければ、必ず成功します！

「経営は決して特別なことじゃない。起業は誰でもできる！」
僕が言いたいことをひとことで言うなら、そういうことです。
僕の人生そのものを通じて、僕とご縁をつないでいただいている、すべての人に伝えていきたい。

僕の半生を振り返ってみても、この確信は変わりません。

僕は25歳のとき、資本金20万円で、車屋を始めてみました。
「試しにやってみた」というかんじです。

それまでの経験といえば、のべ約12ヶ月ほど車屋で働いていた程度です。
しかも4年ほどブランクがあって、その車屋とのつながりも絶えていました。

その程度の経験だった僕が起業したのですから、起業は誰にでもできます！

30代になった僕は、整備の効率を上げるための整備工場が欲しくなりました。
ついでにガソリンスタンドも経営できたらいいな！　という思いもわいてきました。
そこで僕は、スタンドや土地を丸ごと購入し、現在のガソステKK-NETに至っています。

それまでの僕のガソリンスタンドの経験といえば、17歳のときに13日だけやったバイト経験のみ。ほとんど記憶の彼方だったので、実質的には経験ゼロです。

その程度の経験だった僕が、第二の起業（現在のガソステKK-NETへの拡大移転）をしたのですから、やっぱり起業は誰にでもできます！

そんな僕の人生から導き出される答えは、
「起業はできるかできないかではなく、やるかやらないか」

酒場楽縁も「いつも通りに起業した」という感覚でスタートしました。


酒場楽縁のオープンから30日目。
酒場楽縁は「オープンから90日でお店のスタイルが固まれば」と考えてオープンしました。
あと60日で完全にお店をまとめられたら、予定通りということになります。

30日を経て、酒場楽縁のスタッフもスキルアップしました。
ガソステKK-NETのスタッフのスキルも、さらに上がってきています。

僕自身の課題としては、今後やるべきことの整理や、時間の使い方の計画が不十分でした。
30日経って、ようやく全体の流れがつかめてきたので、仕事を進めるピッチをさらに上げていきたいと思っています。
僕が滞っていた分、大事なスタッフに大きな負担がいってたと思うので、その負担を小さくしていく意味でも、改めてがんばっていきたいと思っています！

車のことなら何でもOKの、ガソステKK-NET。
酒場がつなぐ楽しい縁の、酒場楽縁KK-NET。

どちらのお店も、今後とも変わらぬご支援とご厚情のほど、よろしくお願いいたします。
（なんだか年賀状の文章みたいになっちゃった…！）